現代美術校 カリキュラム

以下に現代美術校のカリキュラムを公開します。


※以下のカリキュラムは運用中でも随時、内容の追加、変更、訂正が行われますので情報更新の際にはご確認頂けますと幸いです。

 

【大まかな項目】

《知識とは何か》
知の構造
知識と思考
分かるとは何か
学ぶとは何か

《価値とは何か》
価値の絶対零度
情報の圧縮
通時的利便性の現前

《歴史》
世界の歴史
西洋美術史
言語の歴史
歴史主義と構造主義

《構造主義》
比較言語学と構造言語学
フェルディナン・ド・ソシュール
ローマン・ヤコブソン
クロード・レヴィ=ストロース
構造主義応用
構造主義と美術批評

《現代の芸術》
現代芸術の価値
実践現代芸術編
実践ビジネス編

《個別相談》
価値判断の基底

 

 

【詳細な項目】

《知識とは何か》
〈知の構造〉
・初項をどんなに調べても意味が理解できない
・異なる項を知り、対立軸を持つことで意味が与えられる
・差から物事を理解する

〈知識と思考〉
・知識を結び付け、思考を生む
・思考の流れを持つ

〈分かるとは何か〉
・分かるとは、より分からなくなるということ
・何が分からないか分かり、分からないことが増えていく
・分からないことが増えると、調べられることが増える

〈学ぶとは何か〉
・知ることは学びではない
・実践こそ学びである
・思考は行動のうち、行動は思考のうち
・暗記ではなく戦闘、肯定よりも否定


《価値とは何か》
〈価値の絶対零度〉
・人生は無価値
・世界は無意味
・無価値の上にこそ築ける価値

〈情報の圧縮〉
・因果律という理解装置
・ネゲントロピーとしての存在
・結び付けるという行為
・ひとは解った時に情報を切り捨てる
・圧縮された情報としての歴史
・圧縮と価値

〈通時的利便性の現前〉
・距離と時間
・遠さ
・抽象の有効射程
・意味という関係性と価値という言い張り


《歴史》
〈世界の歴史〉
・古代オリエント史と帝国
ーシュメール、バビロニア、アッカド、ペルシア、フェニキア
・古代オリエントと、言葉と文字
ー楔形文字とヒエログリフと甲骨文字、象形性と抽象化
・古代ギリシャ三時代
ーアルカイック、クラシック、ヘレニズム
ーポリス
ーマケドニアの拡大とアレクサンドロス大王
・古代ギリシャの民主制
ー市民と奴隷
・マケドニアの三分裂
ーアンティゴノス朝、セレウコス朝、プトレマイオス朝
・古代ローマとカルタゴ、エジプト
・古代ローマとナザレのイエス
・古代ローマとキリスト教国教化
ー王と神
ー権力と権威
ー権威と意味と正当性の恣意性
・神話と科学
・中世、王侯貴族と争いの時代
・フランク王国と西ローマ
・公家と武士
・ルネサンスと人文主義
・神話から科学への移住
ー神から人間へ
ー教会から貴族へ
ー恵みの正当性から探求する正当性へ

・階級社会から機能分化社会への移住
ー王侯から市民へ
ー貴族から商業へ
探求する正当性から不明な正当性へ

〈西洋美術史〉
・古代ギリシャ、古代ローマ
・中世
・ルネサンス、北方ルネサンス
・フィレンツェ派とデッサン
・ヴェネチア派と色彩
・アカデミーの成立とギルドと徒弟制度
・ルネサンスからマニエリスム、バロックへ
・古典主義とロマン主義
・新古典主義と印象派
・セザンヌ、マティス、ピカソ
・キュビスム
・抽象表現主義
・グリーンバーグ「アヴァンギャルドとキッチュ」
・グリーンバーグ「モダニズムの起源」「モダニズムの絵画」

〈言語の歴史〉
・ヒエログリフと楔形文字と甲骨文字
・ヒエログリフとヒエラティックとデモティックとコプト文字
・原シナイ文字と原カナン文字
・アルファベットの祖、フェニキア文字
・ギリシア文字、ラテン文字
・アラム文字、ヘブライ文字、アラビア文字
・表音文字と音素文字と音節文字
・表音文字と表語文字
・比較言語学と構造言語学

〈構造主義的価値観の登場と歴史主義的価値観の否定〉
・歴史という方法
・相対化される歴史
・差を見つけることが知覚
・差を生み出すことが創造
・差異の体系の関数としての意味


《構造主義》
〈言語学〉
・比較言語学(歴史言語学)について
・比較言語学に対する構造言語学

〈ソシュール〉
・言語名称目録観の否定
・言葉に意味は無い
・言語には差異だけがある
・関数としての意味
・関係性と意味

〈ローマンヤコブソン〉
・音声学と音韻論
・音素
・音に意味は無い
・音象徴、ブーバキキ効果、濁音減価、共鳴音と阻害音
・色
・意味と反射
・差異の発見と二項対立
・弁別的素性(示差的特徴)

〈レヴィストロース〉
・具体の科学
・トーテミズム
・機能主義人類学
・インセストタブー、贈与システムと婚姻制度

〈構造主義応用〉
・全ての者は違う感覚から物を見る
・全ての方法は相対化される
・全ての者はただ在るように在る
・リベラル

〈構造主義と美術批評〉
・定義と理論
・構造主義と絵画
・線と色、デッサンと色彩
・詩的な線、詩的な色
・詩と比喩
・ロザリンドクラウス


《現代の芸術》
〈現代芸術の価値〉
・いま芸術は何によって価値あるものとなり得るのか
・機能分化社会とモダニズム芸術の価値「スペシフィシティ」
・ポストモダン、個人的価値と学際的価値
・現代美術
・批評の芸術化と芸術の批評化

・相対主義
・崇拝から納得へ
・私の追従者になってはならない
・自己批判
・独立者同士の協力関係
・過程と結果
・モノからコトへ

〈実践現代芸術編〉
・目的は手段
・全過程主義
・個人的なことは社会的なこと
・反知性主義と新しい真摯さ
・アンチオイディプス
・国家有機体説と社会システム理論
・真摯さの循環
・21世紀のアヴァンギャルドとキッチュ
・構造とインターフェース

〈実践ビジネス編〉
・一人では何もできない
・作品が売れても作家は売れない
・作品が売れなくても作家は売れる
・企画書、ポートフォリオの作り方
・自己紹介とプレゼンテーション
・SNS、ブログ、ホームページ、それぞれの効用と効率化
・プレスリリース
・営業ツールと営業方法


《個別相談》
〈価値判断の基底〉
・価値判断の根底にあるものを再確認する
・自分なりの思考の繋がりを作る
・自分の言葉で語る
・扱う言葉の意味を煮詰める
・価値観と自他境界
・絶望と虚無に立ち返る

 

以上です。繰り返しますが、内容は随時変更と訂正が行われます。